【資産運用】定点観測 / US住宅関連指標③ ~新築住宅販売戸数~
7月21日・22日のエントリーに続いて、アメリカの住宅関連指標を紹介します。
7月21日は建築許可件数と住宅着工件数について紹介しました。
7月22日は中古住宅販売戸数について紹介しました。
今回は新築住宅販売戸数を紹介します。
新築住宅販売戸数は、前月に販売された新築住宅戸数を測定する指標で、契約が完了した戸数をベースにしており、アメリカ商務省国勢調査局(商務省センサス局、Bureau of Census)が月次で発表しています。
住宅市場は消費に大きな影響を与えることから米国の景気の先行指標として中古住宅販売件数とともに重要視されています。
2000年以降の推移をまとめたグラフがこちらです。
リーマンショック前までは150万件に届く勢いでしたが、リーマンショックを受けて急減しました。その後はジリジリと回復しています。
新型コロナウイルスの影響を受けて、一時は減少しましたが、2020年6月は、77.6万件となっており、2020年5月は、68.2万件だったので、前月より9.4万件増加しました。
他の住宅関連指標と同じく、新型コロナウイルスの影響による急減からV字回復しそうな状況です。
やはり、アメリカ人の消費マインドは、新型コロナウイルスの影響で短期的に落ち込みましたが、すぐに回復しているように見えますね。
一方で、先週発表された失業保険件数は新規が増加していたので、まずは今週の失業保険件数の推移を見てから、来週末に発表される雇用統計の予想を立てたいと思います。
へばね。