【資産運用】定点観測 / US住宅関連指標② ~中古住宅販売戸数~
前回のエントリーに続いて、アメリカの住宅関連指標を紹介します。
前回は建築許可件数と住宅着工件数について紹介しました。
今回は中古住宅販売戸数を紹介します。
中古住宅販売戸数は、前月に販売された中古住宅戸数を測定するもので、NAR( 全米不動産協会)が月次で発表しています。
新築市場より規模が大きい中古住宅市場の指数は、住宅市場の景気を測る上で重要視されており、住宅市場は経済全体に与える影響が大きいため、国全体の経済状況を確認する上でも重要です。
2008年以降の推移をまとめたグラフがこちらです。
2020年6月は、472万件でした。
2020年5月は、391万件だったので、前月より81万件増加しました。
グラフから分かる通り、新型コロナの影響によってリーマンショック後と同じ水準まで減少したものの、V字回復しそうな状況です。
やはり、アメリカ人の消費マインドは、新型コロナウイルスの影響で短期的に落ち込みましたが、すぐに回復しているように見えますね。
7月24日には、アメリカ商務省国勢調査局(商務省センサス局、Bureau of Census)が新築住宅販売戸数を公表するので、そのときに新築住宅販売戸数について紹介します。
へばね。