【資産運用】定点観測 / US新築・中古住宅販売戸数 ~V字回復~
月次の定点観測です。
アメリカの新築と中古の住宅販売戸数の推移を確認します。
まずは、新築住宅販売戸数です。
アメリカ商務省国勢調査局(商務省センサス局、Bureau of Census)が8月25日に2020年7月の新築住宅販売戸数を公表しました。
7月は、90.1万件でした。
6月は、79.1万件だったので、前月より11.0万件増加しました。
グラフから分かる通り、新型コロナの影響によって落ち込んだものの、リーマンショック時のレベルまでは落ち込んでいません。
次は、中古住宅販売戸数です。
全米不動産協会(National Association of Realtors)が8月21日に2020年7月の中古住宅販売戸数を公表しました。
7月は、586万件でした。
6月は、470万件だったので、前月より116万件増加しました。
新築許可件数と同様に落ち込んだものの、リーマンショック時のレベルまで落ち込んだものの、回復基調にあります。
新築・中古住宅販売戸数の先行指標である建築許可件数と住宅着工件数と同様に2020年7月は回復基調を維持しました。
失業保険の申請件数は、まだまだ多いですが、アメリカ人の消費マインドは、すぐに回復しているように見えますね。
感染者数が増加傾向にあってもアメリカの株式市場が右肩上がりなのは、このように個人消費の落ち込みが限定的であることも背景にあるでしょう。
次回は他の住宅関連指標について書こう思います。
へばね。