【資産運用】定点観測 / US新築・中古住宅販売戸数(2020年11月) ~V字回復~
月次の定点観測です。
アメリカの新築と中古の住宅販売戸数の推移を確認します。
まずは、新築住宅販売戸数です。
アメリカ商務省国勢調査局(商務省センサス局、Bureau of Census)が12月23日に2020年11月の新築住宅販売戸数を公表しました。
11月は、84.1万件でした。
10月は、94.5万件だったので、前月より10.4万件減少しました。
新型コロナウイルスの影響による落ち込みは完全に挽回して、むしろコロナ前よりも高い水準です。
次は、中古住宅販売戸数です。
全米不動産協会(National Association of Realtors)が12月19日に2020年11月の中古住宅販売戸数を公表しました。
11月は、669万件でした。
10月は、686万件だったので、前月より17万件減少しました。
こちらも新築許可件数と同様にコロナ前よりも高い水準に戻り、好調です。
新築・中古住宅販売戸数の先行指標である建築許可件数と住宅着工件数と同様に2020年8月も回復基調を維持しました。
アメリカの新型コロナウイルス感染者は世界全体で見ても高い水準で推移していますが、アメリカ人の消費マインドは、やはり回復しているようです。
パンデミックへの対処方法や影響範囲がある程度分かってきて、精神的な不安や混乱が落ち着いてくると、株式市場は回復するのかな、とここ3ヶ月くらいの経済指標の推移を見ていると思います。
リーマンショックのように金融システムに影響を与える事例の方が株式市場への影響は大きそうです。
へばな。