【資産運用】定点観測 / US失業保険件数 ~新規は増加、継続は減少~
週次の定点観測です。
アメリカの失業保険申請件数の推移を確認します。
アメリカ労働省(U.S. DEPARTMENT OF LABOR)が7月23日に失業保険申請件数(UNEMPLOYMENT INSURANCE WEEKLY CLAIMS)を公表しました。
まずは、新規申請件数。
7月18日基準で、1週間あたり141.6万件でした。
前週が130.7万件だったので、11.9万件の増加です。
この数週間は毎週減少していたところ、今週は増加しました。来週、再来週も増加するなら株式市場にとって少しネガティブ材料になるかもしれません。
続いて、失業保険の継続申請件数。
7月11日基準で、1,619.7万件でした。
前週は1,730.4万件だったので、110.7万件の減少です。
こちらは先週に引き続き減少しました。減少した件数も100万件超となっており良いペースで減少しているように見えます。
継続申請件数は減少傾向を維持しているものの、新規申請件数が増加したため、景気は回復基調にあると考えるのは安易だと思います。
新規申請件数が増加傾向を維持した場合、V字回復基調にある個人の消費マインドに冷や水を浴びせる可能性もあります。
今週は動かず、来週の経済指標をチェックしてから、8月以降の投資行動を考えた方が良いでしょう。
へばな。