【資産運用】US失業保険件数 ~新規悪化・継続回復~
週次の定点観測です。
アメリカの失業保険申請件数の推移を確認します。
アメリカ労働省(U.S. DEPARTMENT OF LABOR)が8月20日に失業保険申請件数(UNEMPLOYMENT INSURANCE WEEKLY CLAIMS)を公表しました。
まずは、新規申請件数。
8月15日基準で、1週間あたり110.6万件でした。
前週が97.1万件だったので、13.5万件の減少です。
続いて、失業保険の継続申請件数。
8月8日基準で、1,484.4万件でした。
前週は1,548万件だったので、63.6万件の減少です。
継続件数は3週連続で減少しましたが、新規件数は再び増加に転じました。
新規件数の増加は悪いサプライズだったのですが、アメリカの株式市場はハイテク関連株が牽引して上昇しました。
企業業績に対する期待から株価が上昇するのは当たり前の動きです。
しかし、失業保険件数=失業者数が減りにくいという実態を無視して株価が上昇するのは、少しバブルなのかな、という気もします。
住宅関連の指標は好調を維持すると思いますが、それも低金利下でローンを組みやすいから、という理由でしょう。
アメリカに少し加熱感を感じつつあります。
今年は難しい相場が続きますね。良いトレーニングだと前向きに捉えて株式市場と向き合いたいと思います。
へばな。