【資産運用】US失業保険件数 ~ノロノロ回復~
週次の定点観測です。
アメリカの失業保険申請件数の推移を確認します。
アメリカ労働省(U.S. DEPARTMENT OF LABOR)が8月27日に失業保険申請件数(UNEMPLOYMENT INSURANCE WEEKLY CLAIMS)を公表しました。
まずは、新規申請件数。
8月22日基準で、1週間あたり100.6万件でした。
前週が110.4万件だったので、9.8万件の減少です。
続いて、失業保険の継続申請件数。
8月15日基準で、1,453.5万件でした。
前週は1,475.8万件だったので、22.3万件の減少です。
新規件数は前週増加に転じましたが、今週は再び減少しました。
継続件数は4週連続で減少しましたが減少スピードが鈍化しました。
消費マインドはコロナ前に戻ってきていますが、労働市場はなかなかコロナ前に戻ることができずにいます。
同日にFRBのパウエル議長が金融政策シンポジウムで力強い労働市場の重要性についてコメントしており、今後も労働市場は金融政策を検討する際の重要なポイントになることが示されました。
低金利政策は継続するということですので、企業の雇用が活発化して労働市場の回復スピードが高まると株式市場にも良い影響を及ぼしそうです。
へばな。