【資産運用】US失業保険件数 ~継続件数は緩やかに減少~
週次の定点観測です。
アメリカの失業保険申請件数の推移を確認します。
アメリカ労働省(U.S. DEPARTMENT OF LABOR)が11月5日に失業保険申請件数(UNEMPLOYMENT INSURANCE WEEKLY CLAIMS)を公表しました。
まずは、新規申請件数。
10月31日基準で、1週間あたり75.1万件でした。
前週は75.8万件だったので、0.7万件の減少です。
続いて、失業保険の継続申請件数。
10月24日基準で、728.5万件でした。
前週は782.3万件だったので、53.8万件の減少です。
新規件数が微増しました。いまだにリーマンショック時のピーク時の水準を上回っています。一方、継続件数は今週も減少しました。
新規件数は増減を繰り返していますが、労働市場の回復は非常に緩やかなスピードで進んでいるようです。
フランスがロックダウンを再開するなど、欧米の感染者数は余談を許さない状況のようです。
現在、アメリカの株式市場は右肩上がりのバブル模様ですが、感染者数の増加が悪材料として利用されて今後も株式市場で調整が入ると思います。
しかし、アメリカ大統領選に向けて経済回復は必須なので、金融緩和やワクチンの承認など、あらゆる手を使って景気の下支えが行われるでしょう。
へばな。