【資産運用】定点観測 / US雇用統計(2020年7月) ~経済回復本格化は道半ば~
月次の定点観測です。
アメリカの雇用統計の推移を確認します。
アメリカ労働省(U.S. DEPARTMENT OF LABOR)が8月7日に7月の雇用統計(THE EMPLOYMENT SITUATION -- APRIL 2020)を公表しました。
まずは、非農業部門雇用者数。
7月は、176.3万人の増加でした。
6月は、479.1万人の増加だったので、前月比では伸びが鈍化しましたが、140~160万人増加という予想は上回りました。
続いて、失業率。
7月は、10.2%でした。
6月は、11.0%でしたので、徐々に改善していますが、大幅な改善には至っていません。
まだまだ本格的な回復基調とはいかないものの、非農業部門雇用者数も失業率も徐々に回復しつつあります。
この状況に7月末に期限が切れた雇用支援策が水を差さないためにも、8月は追加支援策が公表されて、トランプ大統領は大統領選挙までに経済を持ち直したいと思っているはずです。
そのため、いまだにリーマンショック並みの失業率ですが、追加支援策への期待感からアメリカの株式市場は引き続き上昇すると予想します。
へばな。