【資産運用】定点観測 / US雇用統計(2020年9月) ~失業率5ヶ月連続改善~
月次の定点観測です。
アメリカの雇用統計の推移を確認します。
アメリカ労働省(U.S. DEPARTMENT OF LABOR)が10月2日に9月の雇用統計を公表しました。
まずは、非農業部門雇用者数。
9月は、66.1万人の増加でした。
8月は、148.9万人の増加だったので、前月比では減少しました。予想の85万人も下回りました。
続いて、失業率。
9は、7.9%でした。
8月は、8.4%でしたので、 5ヶ月連続の改善です。
非農業部門雇用者数は予想を下回りましたが、失業率が5ヶ月連続で改善したことが好感されて米国市場は上昇しました。
毎週発表される失業保険件数も緩やかではあるものの減少傾向を維持しているので、雇用環境は回復基調を維持していきそうですね。
トランプ大統領の新型コロナ感染が、どのような影響を及ぼすか見通せない状況ですが、バイデン氏が優勢という見方が固まってきたら、マーケットは上昇すると思います。
投資家が嫌う不透明感が無くなるからです。分からないことに対する不安感が株価を不安定にさせますからね。
アメリカ大統領選以外には、北半球の冬の新型コロナ感染者の推移も注目です。
南半球のオーストラリアでは、例年流行するインフルエンザの感染も抑えられており、コロナとインフルのダブル感染は起こらなかった模様です。
しかし、北半球の国々は、経済活動を再開した状態で冬を迎えるため、南半球の国々と同じように感染者が抑えられるかは不明です。
もし新型コロナとインフルエンザの感染が拡大して多くの国で再び経済活動を止めるような状況になると、世界全体で株価が下落するでしょう。
私は、新型コロナの流行をきっかけに衛生面の意識が高まっていること、特定のウイルスが流行すると他のウイルスが流行しない傾向があることから、新型コロナ関連でマーケットは荒れないと予想しています。
へばな。