【定点観測】US失業保険件数。4月は厳しいが5月に期待。
週次の定点観測です。
アメリカの失業保険申請件数の推移を確認します。
アメリカ労働省(U.S. DEPARTMENT OF LABOR)が5月7日に失業保険申請件数(UNEMPLOYMENT INSURANCE WEEKLY CLAIMS)を公表しました。
<公表データ>
https://www.dol.gov/sites/dolgov/files/OPA/newsreleases/ui-claims/20200871.pdf
まずは、新規申請件数。
5月7日の公表値は、1週間あたり316万9000件でした。
前週が384万6000件(修正後)でしたので、67万7000件の減少です。
前週比で減少したとはいえ、引き続きリーマンショックの比ではない件数です。
続いて、失業保険の継続申請件数。
失業保険を新規申請した人が、その後も継続して申請している件数です。
4月25日基準で2264万67000件でした。
前週は1801万1000件(修正後)でしたので、463万6000件の増加です。
新規件数(316万9000件)<継続増加件数(463万6000件)なので、まだまだ実態経済は回復していないように思います。
しかし、5月に入りアメリカの一部の州では規制が緩和されて経済が動き出しています。
今回の件数は規制緩和前の件数なので、5月以降の件数に注目したいと思います。
新規件数>継続増加件数になってくると、少し光が見えてきそうです。
へばね。