US失業保険申請件数がリーマン超え
原油先物がマイナス圏に突入し、NY市場も続落など、まだまだ予断を許さないマーケットですね。
そのような状況において、アメリカの失業保険申請件数は急増しています。
アメリカ労働省(U.S. DEPARTMENT OF LABOR)が毎週公表する失業保険申請件数(UNEMPLOYMENT INSURANCE WEEKLY CLAIMS)をグラフ化してみました。
まずは、新規申請件数。
4月16日の公表値は、1週間あたり524万5000件でした。
リーマンショック時は70万件未満だったので、8倍近い件数になっています。
続いて、失業保険の継続申請件数。
失業保険を新規申請した人が、その後も継続して申請している件数です。
こちらも急増しています。4月4日基準で1197万6000件です。
やはり様々なメディアで報道されている通り、実態経済への影響はリーマンショックの比ではなさそうですね。
このように主要な指標は定点観測していると、メディアの報道を見るよりも実態をリアルに感じながら経済情勢を把握できると思います。
今後も私が定点観測している指標をご紹介していきます。
へばね。